--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2016/10/18

ウイグル人の友人にかけた言葉

img_0.jpg

この女性の名はラビア・カーディル

ウイグル人です。

彼女はウイグル人の政治的地位確立を標榜する
国際的な組織、世界ウイグル会議の代表です。

2012年に世界ウイグル会議を日本で執り行うに辺り、
靖国神社へ参拝された事が一時話題になりました。

これは日本と中国の外交問題の一つともなりました。

中国や韓国、北朝鮮といったアジアのある特定の国々が
靖国神社参拝を強く批判しているのはご存知のとおりです。

endo160315-2-thumb-720xauto.jpg

中国共産党は当時のラビア女史の靖国神社参拝を徹底的に非難しました。

世界ウイグル会議をテロ組織同然と罵り、
日本の右翼活動家と結託して日中関係を破壊していると断じました。


ラビア女史が靖国神社についてどれだけ知っていたかは分かりません。
私の友人で日本に住んでいるウイグル人の彼でさえよく知らないですから。


ただ、多かれ少なかれ非難の的にされるのは覚悟していたのではないでしょうか。
それでも、世界ウイグル会議を日本で行うことにこだわりがあったように思います。

ウイグルの現状を私達日本人に知ってほしかったから。


なぜ日本なのか、ということです。
では、韓国ではダメなのでしょうか。


世界ウイグル会議のHPを見て下さい。

彼らウイグルの言葉はトルコ語にかなり近いですから
トルコ語があるのは当然として・・・

英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語
そして日本語、最後に中国語

この中に韓国語はありません。しかし、日本語はあります。
日本に助けを求めているんです。

実際、私の友人のウイグル人は留学という形で日本を選んで来ていました。
何故日本か、彼に聞いたことがあります。


安全であること
差別が少ないこと


勿論、他にも理由はたくさんあると思います。

言葉の壁もありました。

彼も当時はまだ日本語がそこまで上手じゃありませんでしたし、
私はウイグル語は喋れませんから拙い英語で話を聞き出したものです。

自分が思ったことの半分も表現できなかったかもしれません。
或いは、私が彼の伝えたかったことを半分も理解できなかったかもしれません。

それでも、彼の口から出た言葉

そんな私でも、聞き取れたその言葉は”Safety”

彼の友達も何人も捕まって投獄されたと聞きました。
彼はもしできるなら日本に家族を呼んで平和に暮らしたいと言っていました。

だけど、現実的にはなかなか難しく、
また育った国を捨てて他の国で暮らす事への抵抗感もあったようです。

勿論、日本にもそう多く難民や移民を
受け入れる余力があるわけではありません。

ドイツがいい例ですが、
難民を無制限に受け入れ続ければその国は破滅します。

img_212e408446cf332555b6c9b4dfa6dd50183774.jpg


それでも私にとってやはりその友人は大事です。

私の数少ない友人が中国に戻り、投獄されひどい目にあい最悪死ぬくらいなら
いっそウイグルに戻らず、日本やトルコに住む方がいい。


そのように彼の背中を押しました。


ウイグルは彼の故郷であり、育った場所、彼のルーツの全てです。
ですが、彼の子供の頃のウイグルの姿は今はもうありません。

彼に私はこのように言ったのです。

自分自身だけではなく、貴方の家族、
貴方の奥さんや貴方の子供の為にもウイグルを出るべきだ。

最終的にどうするか、
決めたのは彼です。

ですが、私はあの時彼にそう薦めた事を決して後悔していません。
私の数少ない友人の命を救えたのですから。


中国の民族問題全般について広く記事を書きました↓
チベット、ウイグル、そして台湾

特にウイグルの独立運動についての記事はコチラ↓
ウイグルの悲劇と東トルキスタン独立運動

私が東アジアの問題に目を向ける切っ掛けとなったのはコチラ↓
MMOから知った、韓国の反日感情



政治 ブログランキングへ

コメント

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。